共通教育科目「人を育てるコーチング」

武庫川女子大学および短期大学部では、たんに専門教育のみならず、大学人として必要な幅広い教養を身につけるための「共通教育科目」が多数用意されています。女子大学として日本有数の学生数を誇る本学では、大学・短大、学部・学科、学年に関係なく、興味や関心に応じて選択した学生達が同じ教室で学び、お互いによい影響を与えあっています。とくに短期大学部においては、大学との科目交流により、通常の短大には見られない多彩な科目群から選ぶことができ、本学短期大学部の大きな特色の一つとなっています。
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このような共通教育科目の中には、「一方的な講義を受ける」のではなく、大学・短大の学びの特色であるアクティブ・ラーニング(双方向性授業)、つまり「教員の話を聞き,考え,話し合い,自分の考えを発表する」という流れで主体的に学ぶという特色を持つ講座が多く存在します。
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今回取材した、英語文化学科・中原朗裕先生の「人を育てるコーチング」もそのようなアクティブ・ラーニングの手法を取り入れた人気科目です(中原先生は英語文化学科の所属で、主に大学英語文化学科や短大英語キャリア・コミュニケーション学科で教えています)。コーチング(coaching)とは、単なるスポーツの指導のことではなく、相手の問題意識を共に掘り下げ、対話を通じて望ましい解決方法を導き出して解決へといざなう活動のことです。先生は⻑年コーチングの専門家として活躍されており、この講義を通じてコーチングのノウハウを提供すること、いわば「コーチングのコーチング」を目的としています。
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今回の講義では、受講生の中からボランティアを募り、中原先生がコーチングを実演するという約15 分のセッションがありました。最初の約10 分間で、学生の「こうなりたい私」像を聞いたあと、中原先生は対話を通じて彼女が現在抱えている悩みを見つけ、一緒に解決法を探っていきます。途中、「いや、もうわたし絶対いい結果が出せるでしょ!」「もっと高い目標を設定してもいいなぁ」というポジティブな発言も飛び出し、受講生仲間も思わず笑っていました。講義の終わりの振り返りの時間では、「コーチングの手法を友達の間で実践することで、たとえばスポーツやプレゼンテーションといった場面でよりよい結果を生み出せるのではないか」という意見も聞かれました。
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このように、アクティブ・ラーニングの科目は「自ら学ぶ姿勢」を引き出します。みなさんも多彩で幅広い共通科目を経験し、アクティブ・ラーニング科目にもぜひ挑戦してみてください。
(文と写真・三宅弘晃)