就職活動体験談 落合菜々子さん・橋本薫さん

就職活動をはじめた時期

橋本さん 私達の学年は3年生の3月に解禁でした。ただ、3月から始めるのは不安だったので、先輩にお話を聞いたり、企業のセミナーに参加したりと、12月頃から自分なりに情報収集を始めました。
教員採用試験に関しては11月から特別講義が始まりました。私の場合は1か月間全講義を受けてみて、そのあと数を絞っていきました。一般教養などは自分で勉強した方が良いと思ったのでそのクラスは受講しませんでした。

落合さん 私も教員免許を取得しました。2年次2月から3年次11月末までオーストラリア留学を経験し、教員になることも考えたのですが、一度企業に勤めてから先生を目指す方がその後の道が開けると考え橋本さんと同じ時期に就職活動を始めました。

 では3年次12月の時点で落合さんは一般就職を目指して、橋本さんは就職活動と教員採用試験の準備を同時に進めていたのですね。

橋本さん はい。私の学年はとてもラッキーで、企業の面接の時期がだいたい8月で、教員採用試験が7月だったんです。なので、教採試験を受けてから企業の面接も受けられる、どちらもチョイスできるという年だったんです。去年の先輩だったら6月頃に企業から内定をもらって、その後教採の試験だったので、どちらかを選ばないといけなかったそうです。

落合さん 私もラッキーでした。昨年のスケジュールだと留学からの帰国1週間後には就活が始まっていましたが、私の場合は3月だったので帰国後少し余裕がありました。

橋本さん 年度によって就活と教採の受け方も違うようですね。

何から始めた?

橋本薫さん

 就活はまずセミナーの参加や情報収集から始めたとのことでしたが、具体的には何から始めたのですか?

橋本さん 私はとにかく本を読みました。図書館の5階にある就活のハウツー本を読みました。教採は特別講義の授業とテキストのみで勉強しました。

落合さん 私は夏休みの期間も留学中だったのですが、友達が「インターンシップに参加した」とSNSに投稿しているのを見て焦りを感じていました。それもあり帰国後はインターンシップや1DAYインターンシップに積極的に参加していました。商社や飲食関係、マスコミ系のインターンシップを就職サイトで見つけて申し込みました。

橋本さん 私も大学のキャリアセンターで募集していた「海外インターンシップ」に参加して1か月韓国へ行きました。教育関係の企業であり、海外へ行けることからこの企業を選びました。

内定をもらった企業の分野と職種

橋本さん 私は2社です。どちらも総合職の営業職で受けました。就職サイトのプレエントリー(興味のある企業・分野にチェックを入れること)は100社以上、実際履歴書を送ったり面接に行ったりしたのは50社以下です。

落合さん 私もプレは100社以上、本格的に申し込んだのは20社程度です。

橋本さん 面接までいかないこともありました。SPIで落とされたり。ただ、私の場合は教職の勉強と平行して就活をしていたので、「一般教養」を学びなおす必要はありませんでした。教職で学んだことを就活で活かせました。SPIは少し内容が異なるので勉強しました。

 企業や職種のジャンルを絞って探したのですか?

橋本さん 教育関係で調べていましたが、なかでも営業職を中心に探しました。「面白そうだな」という直感で企業を選びました。オフィスワークより、動いて人と接する仕事がしたかったので営業職で探していました。

 落合さんは?

落合さん 内定は2社からもらいました。1社は物流関係の企業A社です。そこでの仕事内容は営業職以外の総務・人事・経理職を担う「スペシャリストコース」という部門に配属されます。外回りはありませんが、総合職なので転勤はあります。もう1社は商社です。そちらでは総合職の営業職で内定をいただきました。

 一方は営業でもう一方は総務ということですが・・・

落合さん はじめは文系=営業だと思っていて、SPIも苦手だったので中小企業の営業職で探し始めたんです。商社の方はSPI試験が無くて面接が多かったので内定をもらえました。物流のA社はSPI試験があったのですが、たぶんギリギリで通りました。選考が進むうちに意外と総務の仕事も面白そうだな、と思うようになりました。その頃、営業職で受けた企業数社の選考に進めなくなってきて、営業に向いていないのかなと思い始めたときに「総務でエントリーした会社があった!」と思い出して、面接を何回か受けてA社から内定を頂きました。

橋本さん 私は自分から「営業向きです」と言いました。ずっとバレーボールをしてきたので忍耐力があることをアピールして、面接でもバレーボールの話にもっていきました。部活=営業だと思っていたんです。企業の方にも「ガッツあるね」と買ってもらえました。面接官の方とバレーの話題で盛り上がったこともあります。でもその企業には落とされたんですけどね(笑)。

 落合さんは面接ではどのような話をしましたか?

落合さん (A社は)1対2で1時間面接でした。なぜこの会社を受けたのか、英語文化学科で受けるのは珍しかったということで、スペシャリストコースを受験した理由(受験者の8割が経済・経営・法律専攻だったため)や、英語の勉強方法についてなどを聞かれましたね。MECやClub IEOの活動についても話しました。自分が最前線に立つよりも留学生のサポートに回る方が好きと話したら、面接官の方に営業職よりも総務職に向いていると言っていただけました。それで採用が決まりました。

エントリーシート、面接の対策は?

落合菜々子さん

落合さん はじめは大学のキャリアセンターでエントリーシートを見てもらっていましたが、人数が多かったので、自分でやるしかないと思いインターネットで「良いESの見本」などを調べて書き上げました。面接は商社のインターンシップに参加した時(年始)に模擬面接をする機会がありました。それが初めての面接だったのですが、その時の監督の方に「あまり就活生っぽくないし、普通に話すところが良い」と言われたので、私はあまり面接の準備はしませんでした。

橋本さん 私は図書館長にエントリーシートを見てもらったり、兄に相談したりしました。面接の練習は家で1人でデモンストレーションをしてましたね。1人二役で練習しました。

キャリアセンターや就職セミナーを利用したことは?

橋本さん 就職セミナーは4年生になってからは参加できないこともありましたが、1・2年生の頃から参加していました。

落合さん 私も毎回ではありませんが、1年生の頃から参加していました。キャリアセンターについては学外にあるキャリア系施設を利用したことがあります。

 同級生や他の就活生と情報交換したり近況報告をしあったりしましたか?

落合さん ほとんど一人でしていました。スーツで授業を受けていたりするとお互い就活をしていることはわかるのですが、それ以上は聞けませんでしたね。偶然同じ会社とわかったときもあまり詳しくは話しませんでした。

橋本さん 教職の場合はよく情報共有していました。集まって勉強会もしました。就活はゴールがみんなバラバラなのでそういうことはありませんでしたね。

 不安になることはありましたか?

橋本さん 就職も教採もだめだったらどうしようと思いました。就職の内定を4年生の9月初旬にもらったのですが、教採の結果が出るのが10月8日でした。採用の返事を10月頭にしないといけなかったので、内定をお断りして教採の結果を待たざるを得ませんでした。

落合さん 私は7月末に内定をもらって、それで就活を終えました。

橋本さん 5月に終わっている人もいました。内定もらったら就活終わり、とする人と、まだまだ続けますという人で分かれていました。

落合さん 私は一番ナーバスな時期に教育実習に行ったので、周りがどんどん決まっていくのを見ていましたね。

後輩へのメッセージ・アドバイス

落合さん アドバイスになるかはわかりませんが、私はものすごく焦っていたんです。留学から帰ってすぐにインターンシップやエントリー、そして教育実習と始まって。実習が終わった瞬間に電池切れになってしまって、1か月間何もしない時期があったんです。スーツもカバンもしまい込んで就活を一切せずに遊んでいました。その後、就活を再開したら次々と内定をもらえました。だからしんどくなったら就活を一旦やめていいと思います。やめたら「もうそろそろ始めないと」と自分で思うんです。逆に焦っても良い結果は出ないですし。やめている期間に友達から就活の話を聞くと、自発的に「私もがんばろう」という気持ちになれました。ONとOFFをはっきりさせたのが良かったと思います。ずっとONだと疲れてしまうし、時々休憩しながら就活をする方が良いと思います。

橋本さん 私は「量より質」を極めた方がいいと思うんですけど・・・私は落合さんのようにON/OFFの切り換えが得意ではなかったので、とにかくわからないなりにセミナーの数をこなしたり、勉強したりしていました。行けば何とかなると思っていました。今思えばああしておけば良かったと思うこともありますが、とにかく今、目の前のことをがんばっていれば、明確な目標が無くても将来の選択肢が増えると思います。本当は「量より質」と言いたいですが、私はとにかく今できることをがんばって、量をこなしていくうちにゴールにたどり着けたと思っています。
落合さんみたいに効率よくできたらいいんですけどね・・・いつになったら安心してゆっくり眠れるんだろうって思っていました(笑)。